よこはま物語 その17
前回のよこはま物語 その16「papa john」とはまったく関係がないですが、john繋がりの、伊勢佐木町にあったホットドッグスタンド兼ロックバー「JohnJohn」です。
1971年にたった1.5坪のホットドッグスタンドとして開業し、1984年には裏の閉店した洋食器屋さんのスペースも借りて2階フロアもあるカフェバーになりました。
しかし、2023年12月10日、多くのファンに惜しまれながら閉店してしまいました。
オーナーの安藤光一さん
オーナーの安藤光一さんは1971年23歳の時にこのお店をオープンしました。
ジョン・レノンが大好きで、雑誌の「アンアン」「ノンノ」からヒントを得て、「JohnJohn」にしたそうです。
安藤さんは伊勢佐木町の米軍兵舎・居住地エリアのメインゲート付近で生まれ育ちました。
幼い頃からアメリカ人の子供と遊んでいたので、アメリカ・イギリスのポップス・ロック、バイク・アメ車、サーフィン・スケボー・スキーが大好きな青年になったのも納得です。
若い頃の安藤光一さん
安藤さんは24歳の頃、お店をご両親に任せて日本一周の旅に出かけました。
2年くらい帰って来なかったそうです。
でも、ご両親はパパジョン、ママジョンの愛称でお客様に親しまれ、お店は大繁盛だったそうです。
「よこはま物語 その3」で紹介させていただいた本牧IGのマスター八木さんはこの頃、JohnJohnでバイトしていたのでパパジョンにホットドッグの仕入れから作り方まで教えてもらったそうです。
本牧IGの四角いピザとホットドッグ
今でも本牧IGに行けばJohnJohnと同じソーセージとドッグバンズのホットドッグが食べられますよ!
JohnJohnのホットドッグ
僕が20代の頃は普通のホットドッグが確か200円でした。
福富町のお店に演奏に行く前、時間がない時よくお世話になりました。
3年ほどの前の写真ですが、値段はあまり変わっていませんね。
安藤さんはビートルズのジョージ・ハリスンにそっくりな人物として、雑誌にも度々紹介されました。
JohnJohnの1階店内、右端の人が安藤さんです。
1階では不定期ですがライブもやっていました。
2階店内
店内の壁に飾られていた貴重な写真やポスター
デヴィット・ボウイ、ジョン・レノン、ジャニス・ジョプリン、僕に音楽の素晴らしさと生き方を教えてくれた恩師です!
安藤さんは2022年3月、73歳で亡くなられ、お父様のパパジョンは2023年103歳で亡くなられました。
そして2023年12月10日を最後にお店もなくなりました。
本当にありがとうございました。